お疲れの心まで癒してくれる食生活の秘訣


お疲れの心まで癒してくれる食生活の秘訣夏の暑さもまだまだ長く続きそうな日々、

なんだか身体に疲れが溜まってしまって、

すっきりしないという方もおられることでしょう。

 

こうして身体の調子がスッキリしないときは、

心の元気も衰えて、気分がすぐれなかったり、

気持ちが不安定になりがちなものです。

 

お疲れの身体だけでなく、心の不調まで癒してくれて、

心身ともに元気になるための「食」の秘訣を紹介します。

 

 

まずはしっかり食べること

 

疲れている時というのは、

忙しさなどでついつい食事もおろそかになっている場合が多いもの。

 

食事をしっかりとる余裕がなく、タンパク質とビタミン、ミネラル類が

身体に足りなくなると、疲労からの回復がますます遅れることになりますし、

心の不調を引き起こす要因にもなってしまいます。

 

タンパク質が不足すると、怒りやイライラ、悲しみや落ち込みなどの感情を制御し、

心のバランスをとってくれる神経伝達物質のセロトニンも不足するようになります。

感情がうまくコントロールできなくなると、当然ながら心の不調も悪化してしまいます。

 

そして、タンパク質から神経伝達物質を作るためには、ビタミンB群をはじめ、

さまざまなビタミン、鉄分やなどのミネラルも必要になります。

 

ビタミンB群は肉や魚、大豆製品などのタンパク源に多く含まれていますので、

オーソドックスな食事をして、メインのおかずをしっかり食べることを

まずは心がけましょう。

 

 

心の疲れを癒す食べ物

 

身体に良いだけでなく、心の不調を整えてくれる効果がある

おすすめの食材を紹介します。

 

疲れを癒したいときだけでなく、普段からも疲労の予防のために

意識的に摂取するようにしてください。

 

●果物

1日150g~200g程度の果物から摂取する果糖は血糖値を安定させ、

気持ちを落ち着かせてくれます。

※糖尿病の診断を受けている方は、必ず指導された制限量を守って下さい。

 

●緑黄色野菜

ポリフェノール、カロテン等、色の濃い野菜の色素成分の中には、

心を安定させる効果がある成分が含まれています。

 

●黒系の食材

黒大豆、黒ごま、海藻類には、

ポリフェノール系成分の中でも特に抗酸化力の強い

アントシアニンが含まれています。

抗酸化力とは「体のサビ=老化」を予防する作用のことです。

また、アントシアニンには気分をリラックスさせる成分も含まれています。

黒い食材には総じて「リラックス効果」があると考えても差し支えありません。

 

●大豆、豆製品(豆腐、納豆、高野豆腐、豆乳など)

大豆はイソフラボンが豊富に含まれています。

イソフラボンは女性ホルモン様の成分で、女性の心の不安定に効くことが

知られていますが、男性にも効果があります。

さらに、サポニン、レシチンなど、近年注目されているの抗酸化作用は、

アンチエイジングはもちろん、生活習慣病予防にも非常に有効とされています。

 

●そば

そばに含まれるルチンは精神安定効果が認められています。

よりルチンを摂取できる十割そばがおすすめですが、

そば湯にも多くのルチンが溶け出しています。

おそば屋さんに行ったときは、ぜひそば湯も注文してください。

 

●発芽玄米

発芽玄米の栄養成分のひとつ、ギャバが話題になった時期がありました。

ギャバにはさまざまな効果があり、イライラを沈めてストレスを解消し、

心を安定させる効能もあります。

玄米食を常食すれば、きっと実感できるようになるでしょう。

 

 

心の疲れを増幅させる食べ物

 

逆に、心の疲れを増幅させてしまう食べ物もあります。

特に、疲労感をとるのに良いと思われがちな甘いものや甘い飲み物こそ、

よりいっそう疲れを増加させる可能性があることに注意してください。

 

食事をきちんと食べた上での甘いものは、人を幸せにしてくれるものですが、

基本の食事をしっかり取れていないにに甘いものだけを食べても、

逆に心の不調を引き起こす要因になってしまうことがあるのです。

 

というのも、砂糖が多量に入っている飲食物など、

急激に血糖値を上げるものばかり頻繁にとっていると、

逆に低血糖症を起こす可能性があり、それが、疲労感を強めたり、

頭がボーッとする、イライラする、という不安定状態を作り出してしまうのです。

 

記事の最初に書いたように、オーソドックスな食事を取るようにして、

タンパク質とビタミン、ミネラル類をしっかり身体に補うようにしましょう。

 

●インスタント食品

●レトルト食品

●ファーストフード

●味が濃い料理

●脂肪を多く含む食材や料理

●お菓子類

●ジュース類

 

などの食事ばかりになると、

塩分、脂肪分、糖分、添加物、保存料等の過剰摂取となり、

精神安定に繋がる栄養の効果を低下させたり、交感神経を刺激しやすいので、

「気持ちが不安定になる」

「ネガティブ思考を誘発する」

「イライラに拍車をかける」

など、心の不調を悪化させる要因になることがあります。

 

アルコール類も同じように、なるべく飲まないようにするか、

摂取量を抑えるように注意しましょう。

 

 

さらに疲れを癒す食生活の秘訣

 

心の疲れを癒すために、効果的な「食べる時間」があります。

身体の健康にも通じることですが、次のような点を意識すると、

心の疲れを癒し、すっきりと調子よく過ごすために役立ちます。

 

●朝いちばんにまず、冷えすぎていない水を1杯飲む

●1日3食を5~6時間おきに摂り、

献立にごはん(白米、雑穀、玄米)を軽く一杯取り入れる

●寝る4時間前からは、食べないようにする

●寝る前に、冷えすぎていない水を1杯飲む

 

上記の点を意識した食生活を1週間くらい続るだけでも、

疲れていた心が穏やかに落ち着くことがあります。

 

日常的に不規則な人は特に、効果を感じやすいでしょう。

 

また、誰とどんな場所で食べるか、食事のシチュエーションによって、

さらに心の疲れを癒す効果を高めることができます。

 

一人気ままにおうちで静かに食べたいとき、

気兼ねなく一緒に居れる人と外食したいとき、

心の疲れをリセットするためには、その時々の気分に応じて、

自分が食べたい状況で食べることも大切だと思います。