パセリ・しそ・みょうが~地味な脇役食材たちの脅威の健康効果


パセリ・しそ・みょうが~地味な脇役食材たちの脅威の健康効果
食卓にのぼっても、あまり注目されず、

食べ残されてしまうことも少なくない地味な脇役食材たち。

 

でも、そんな脇役食材たちにも、

大注目されるべき健康効果があることを知っていますか?

 

今回は、そんな脇役食材たちの、

食べ残すにはもったいなさすぎる健康効果を紹介します。

 

 

「パセリ」で骨の髄まで元気に

「パセリ」で骨の髄まで元気に

 

パセリはサンドウィッチの付けあわせなどでよく目にしますよね。

料理の飾りつけとして、とても映えますが、飾り、彩りだから…と

食べずに残している方も多いのではないでしょうか?

 

パセリには、すばらしい健康効果をもつ物質が豊富に含まれています。

 

●抗酸化物質「ルテオリン」

 

パセリは抗酸化物質の宝庫です。

その1つであるルテオリンというフラボノイドは、

フラボノイドの中では最も強い抗アレルギー・抗炎症作用をもつとされ、

細胞内で酸化ストレスを引き起こすフリーラジカルを体内から根絶してくれます。

 

また、ルテオリンは、抗ガン作用、さらに肝臓での解毒作用を促進させることで、

シミやソバカスへの効果も期待されています。

 

●免疫力を高める「ビタミンC」「ビタミンA」

 

パセリに含まれるビタミンCとビタミンAは、

それぞれ違う方法で、身体の免疫系を強くしてくれます。

 

ビタミンCは結合組織に見られる構造たんぱく、コラーゲンの合成に必要不可欠です。

コラーゲンは傷を治す身体の能力を促進してくれるだけでなく、

健康な歯と骨、そして肌を維持してくれる働きをしています。

さらに、リンパ球や白血球は体内でがん細胞やウィルスと戦うために、

ビタミンCを必要としており、ビタミンCの量が多いほど活動が活発になります。

 

そして、ビタミンAは、粘膜、目の周り、呼吸器系、尿管や腸管のような、

人間の身体の入り口となる部分を強化してくれます。

ビタミンAが粘膜の新陳代謝を活発化させ、正常な活動を維持、促進することで、

粘膜が健康的で十分に潤っていれば、ウイルスは容易に侵入できなくなります。

 

●骨と血管を強くする「ビタミンK」

 

テーブルスプーン2杯分のパセリは、摂取勧告量153%ものビタミンKを含んでいます。

ビタミンKは、骨を強くするためのプロテインであるオステオカルシを活性化させ、

骨代謝を調節するだけでなく、骨組織に対して直接的に骨形成を促進し、

骨の破壊を抑える効果があるとされています。

 

また、ビタミンKは正常な血液凝固に必須であるとともに、

動脈硬化症の最も重要な症状の1つである動脈石灰化を抑制し、

心臓病のリスク低下、血管の弾力性の維持などの効果があります。

 

 

「しそ」で若さを蘇らせる

「しそ」で若さを蘇らせる

 

しそといえば、お刺身の下に引かれていたりする場合はともかく、

焼き鳥やフライで食材に巻くとさわやかな風味をプラスしてくれるので、

パセリよりはまだ食べられている機会が多いのではないでしょうか。

 

そんな地味な引き立て役でしかないように思える、しそですが、

実は古来より薬草として親しまれてきた食材です。

 

その昔、中国の三国時代に蟹によって食中毒になり、

肌が紫色に変色する重篤な状態に陥った少年に、

しそを煎じて飲ませたところ命が蘇ったことから、

「紫蘇」と名づけられた、という言い伝えがあるほど、

大きなパワーを秘めているんです。

 

●血液をサラサラにする「α-リノレン酸」

 

α-リノレン酸は、多価不飽和脂肪酸の1つで、体内では合成されない物質です。

体内でEPA→DHAと代謝されるため、これら双方の機能を併せ持っています。

EPAは、閉塞性動脈硬化症や高脂血症の治療薬として厚生省の認可を受けており、

血小板の凝縮抑制、血栓の溶解、血管の拡張効果があるため、血流を改善します。

また、免疫抑制効果があり、アトピーや花粉症、アレルギーの改善にも役立ちます。

 

EPAもまた、血栓を作らなくさせるという大きな特徴を持ち、

血液中の中性脂肪の値を下げる働きを持っています。

 

●老化を防止する「β-カロテン」

 

β-カロテンの抗酸化効果は、ビタミンCの1000倍といわれており、

しそにはなんと、パセリの1.5倍、ニンジンの1.3倍のβ-カロテンが含まれています。

 

皮膚の粘膜を形成するのを助けて肌の角質化を防ぐ作用があるので、

肌荒れ、乾燥肌を防止してキメの細かいお肌を作るために役立ってくれます。

また、美肌に欠かせないシミ・シワの予防や、ニキビ対策などにも

効果が期待されています。

 

さらに、血液中の悪玉といわれるLDLコレステロールが血管内で溜まって

酸化するのを防止する働きもあり、動脈硬化の予防にも繋がる効能が期待できます。

 

●体内から毒を出す「クロロフィル」

 

クロロフィルは、体内でヘモグロビンの生成を助けて造血作用を促進するほか、

貧血の予防・改善、殺菌作用、抗炎症作用、抗酸化作用、

また、コレステロール値の減少によって血中脂質濃度を適正化する作用があります。

 

さらに、毒性の強いものに特異的に吸着する性質があり、

小腸にたまっているダイオキシンなどの環境ホルモン、有害金属などに吸着し、

体外に排出させる効果があります。

クロロフィルは、食物繊維の5000分の1の大きさのため、

食物繊維では入れなかった小腸絨毛の奥まで入っていくことができます。

 

 

「みょうが」で夏のコンディションを整える

「みょうが」で夏のコンディションを整える

 

みょうがは、冷やっこの上に乗っていたりすることが多く、

清涼感のある風味と食感の薬味としての存在感はありますが、

そのぶん限定的な用途にとどまっているような印象があります。

 

みょうがを食べると物忘れをするという俗説とは反対に、

頭をシャキっと集中させる効果があります。

 

●頭と身体をシャキっとさせる「α-ピネン」

 

みょうが特有の香り成分で、この成分が大脳皮質を刺激することで、

気分を高揚させたり、眠気を覚醒させる効用があります。

 

また、発汗を促し、呼吸や血液の循環を良くしてくれることから、

肩こり、リウマチ、神経痛にも効果があり、

消化の促進や、食欲増進にも有効であると言われています。

 

●夏バテを解消する「カリウム」

 

塩分の摂り過ぎによって体内にたまった余分なナトリウムを排出してくれるので、

血圧を下げたり、高血圧の予防に役立ちます。

 

また、心拍数の調整や、水分の調整に作用し、胃液の分泌を活発にする作用もあり、

夏バテなどの食欲減退に効果的です。

 

その他にも、豊富な食物繊維による便秘・吹き出物の解消や肥満防止効果。

ホルモンのバランスを整え、生理不順、更年期障害、生理痛や女性の冷え性、

冷えからくる腰痛、腹痛などにも効果があります。

 

 

活躍の場が限られている印象を持ってしまいがちな、

パセリ・しそ・みょうがなどの脇役食材たちにも、

素晴らしい健康効果が秘められていることを

解っていただけましたでしょうか?

 

普段、注目される機会の少ない食材であっても、

キレイと元気のための素晴らしい力を持っているものがありますので、

ぜひ知って、あなたの身体と人生に役立ててくださいね。