冷凍すると美味しさと栄養もアップする!?


冷凍すると美味しさと栄養もアップする!?冷凍食品というと、

手間と時間を省いて食卓を彩ってくれる

生活の味方ですよね。

 

また、一気に買い込んできた食材を、

保存のために冷凍されている方も多いはず。

 

しかし、冷凍保存というと、

便利さや保存性アップの代償に、

美味しさや食材の栄養素を犠牲にしている、

というようなイメージを、

なんとなく持ってしまいますよね。

 

しかし、きちんと適切に冷凍すれば、

美味しさや栄養素をほとんど失うことなく、

長期保存できるようになりますし、

冷凍することでむしろ美味しさと栄養素とが

大幅にアップする食材もあるのです。

 

 

美味しく冷凍保存するコツ

 

上手に冷凍する一番のコツは、

「新鮮なうちにできるだけ急速に冷凍する」こと。

 

素材は形や大きさを揃え、

できるだけ薄く平たくなるようにします。

1回分ずつ小分けにパックしておけば、

使う時にも便利ですね。

 

密閉容器は、プラスチック製よりも金属製のもののほうが、

冷凍にかかる時間が短縮されるのでオススメです。

 

最も冷凍の速度が高くなる方法は、

熱伝導率の高い「アルミ」等の金属製のトレイに乗せて、

ラップではなくアルミホイルを野菜にかけて冷凍する方法です。

 

また一旦解凍した食材を再冷凍するのは、

品質が落ちるので避けましょう。

 

●お肉を美味しく冷凍保存するコツ

 

一口に、肉の保存期間といっても、

肉の種類やその形態によって、かなりの差があります。

水分を多く含んでいる肉ほど保存期間は短いものです。

 

肉の種類では、牛肉が最も水分が少なく、

豚肉、鶏肉の順に水分が多くなります。

また、形状では、かたまりのブロック状態、

切り身(厚切り)、角切り、スライス(薄切り)、

ひき肉の順で保存期間が短くなります。

 

肉は冷凍状態でも脂肪やタンパク質の酸化が進み、

その分だけ風味も落ちます。

また、水分が蒸発すると、

肉に含まれる香りも揮発してしまいますので、

風味が損なわれることになります。

 

乾燥状態になりがちな冷凍庫での保存には、

空気に触れないようにラップで密封し、

更にポリ袋などに入れて空気を抜くようにしてください。

 

冷凍肉を解凍する時は、なるべく低温で

3~4時間かけて解凍してください。

 

例えば、夕食に使用する場合には、

朝のうちから冷蔵庫に入れておくと、

肉汁が徐々に解けますので、肉の旨味や風味が損なわれません。

 

半解凍状態で調理するのが望ましく、

指で押してみて内部が少し凍っているくらいが適当です。

 

●お魚を美味しく冷凍保存するコツ

 

お魚の冷凍保存では余分な水分を、

ペーパータオルなどで拭き取るのがポイントです。

 

切り身でなく丸ごとの場合は、

その前に頭や内臓を取り、きれいに洗います。

 

ラップに包む際は1切れずつ、

もしくは1尾ずつ包むのが基本です。

 

アサリなどの貝類は、

砂抜きをしてよく洗い、余分な水分をふき取って

フリージングバックに平らに並べて入れて冷凍しましょう。

 

●お野菜を美味しく冷凍保存するコツ

 

お野菜を冷凍するときは、

あらかじめカットして冷凍しておけば

サッと使えて便利です。

 

種類によって冷凍の仕方が異なりますが、

生のまま冷凍できないものも多いので注意してください。

 

ほうれん草や小松菜などの青菜は、

塩を少々を加えた熱湯で固めに茹でて水にとり

水気を絞ってからラップに包み、

フリージングパックにいれて冷凍してください。

 

みそ汁やうどんの具としても重宝します。

室温で自然解凍してから使ってください。

 

ほうれん草や小松菜などは、

冷蔵庫で保存していると、

どんどんビタミン類が減少してしまいますが、

冷凍保存すればほとんど損なわれません。

 

大根は皮をむいですりおろし、

ざるに上げて水気を切って小さめのフリージングバックに入れ、

平らにして冷凍しましょう。

 

自然解凍して使うようにしてください。

ちょっとしたときにとても便利です。

 

さといもは皮を厚めにむいて、

かぼちゃはわたと種を取り除き、

大きめに切り分けて

それぞれ電子レンジで固めに加熱します。

 

どちらも冷めてからフリージングパックに入れて

空気を抜いて冷凍してください。

凍ったまま煮物などに使えますよ。

 

タマネギは、みじん切り、くし型切りなど、

使い勝手のいい大きさにカットして冷凍しましょう。

あとは炒めるだけでカレーやハヤシライスで活躍する

「あめ色たまねぎ」も5分で作れちゃいます。

 

ピーマンやニンジン、ネギなども

使いやすい大きさに切って冷凍しておくと、

ちょっと使いたいときに便利ですよ。

 

 

冷凍すると栄養アップする食材

 

実は、冷凍の仕方によって栄養素の減少を防げるだけでなく、

冷凍によって栄養価がアップする食材があります。

 

きのこ類を冷凍すると、

グアニル酸、グルタミン酸、アスパラギン酸などの

アミノ酸が3倍に増加して、栄養価が豊富になるとともに、

旨味もアップしてゆきます。

 

きのこは洗わずにそのまま冷凍してください。

しいたけはペーパータオルで汚れをおとし、石づきをとり、

えのき茸は根元を切って、フリージングパックか密閉容器に入れて

冷凍しましょう。

 

また、シジミは、冷凍することで、

疲労回復効果のあるオルニチンが4倍に増加します。

 

疲労は肝機能の低下によって起こる場合が最近は増えています。

オルニチンは肝臓でアンモニアの代謝を行い、肝機能の解毒作用を助けることで

スムーズなエネルギー生成を促進し、疲労の蓄積を未然に防ぎます。

 

砂抜きをしてよく洗い、余分な水分をふき取って

フリージングバックに平らに並べて入れて冷凍しましょう。

 

 

冷凍で美味しさをアップさせる方法

 

調味料に漬け込んで冷凍することで、

美味しくなる食材もあります。

 

これは、食材の中にある水分が

調味料とくっついて凍りにくい分子となり、

冷凍による細胞へのダメージが少なくなるためです。

 

・キュウリや人参のスライスを、ドレッシングであえてから冷凍する。

・タレに漬け込んでお肉を冷凍する。

・出汁に漬けて大根やカブなどを冷凍して、そのまま煮物やスープにする。

 

などが、おススメです。

 

いずれも急速冷凍が基本ですが、

冷凍は上手に使えば栄養素や旨みがアップします。

 

ぜひ冷凍保存を活用して、

キレイと元気を作るために欠かせない

バランスの良い食生活のために役立ててください。