進化を続ける大豆食品!キレイと元気に役立つその最新の姿とは


もはやそれなしにはすべての日本人が生きていけないほど、

さまざまな食品に姿を変えて、私たちの生活に浸透している食材。

それは、大豆です。

 

醤油・味噌などの調味料であったり、

きな粉や納豆、豆腐、おからはもちろんのこと、

大豆を暗所で発芽させて、モヤシとして食べたり、

未熟大豆を枝ごと収穫して、枝豆として食べたりしています。

 

以前「飲む大豆」を紹介しましたが、

大豆食品の進化はとどまることを知らず、

さらなる新たな食品が日々生み出されています。

 

 

粉界の大型新人「大豆粉」

 

近頃、大豆を丸ごと砕いて粉状にした「大豆粉」に、

ヘルシー食材としての注目が集まりつつあるそうです。

 

大豆の豊富な栄養素を効率よく摂取できるのが特徴で、

いまや小麦粉や米粉に次ぐ「第3の粉」と呼ばれ始めているのだとか。

 

大豆は古くから栄養価の高さで知られ、

さまざまな形に加工されていますが、

食べやすいように水に浸したり煮たりする加工法では、

ビタミンB群やミネラル分が溶け出てしまいます。

 

きな粉も大豆を原料とした「粉」という点では同じですが、

こちらは大豆粉と違い、煎ってから粉にしたものですので、

加熱時に一部の成分が損なわれてしまうことがあります。

 

大豆粉であれば本来の「豆のまま」の栄養を損なうことなく、

たっぷり摂ることができるという栄養面での優位性があります。

 

また、きな粉のような強い香ばしさがないため、

料理に使う際も味のバランスを大きく崩さずに済むので、

より幅広い用途で気軽に使いやすい食品に進化しているようです。

 

大豆のタンパク質には必須アミノ酸がバランスよく含まれていて、

タンパク質の栄養価を示す「アミノ酸スコア」の値も、

植物性食品の中で唯一100点満点をとるほど優れています。

 

骨の健康に役立つ「大豆イソフラボン」や、

おなかの調子を整える「大豆オリゴ糖」などの機能性成分も豊富な上に、

ビタミンやミネラルの種類も多く、コレステロールはゼロと、

良いこと尽くめの大豆の栄養を、より自由に日々の食事に取り入れることができたら、

キレイと元気のためにさらに役立ちそうですよね。

 

大豆粉は、以前から製品としては存在していたのですが、

従来品の青臭さやえぐみを取り除く製造技術が進歩したため、

ここ数年で参入メーカーも増えて市場が急拡大する加熱ぶりのようです。

 

みたけ食品工業(埼玉県戸田市)では、食べやすい大豆粉の新製品のおかげで、

毎月の売り上げが前年実績の7~8倍になるほど業績が好調なのだとか。

 

気になる大豆粉の使い方としては、小麦粉を使う場面で、

一部を大豆粉に置き換える方法が簡単な取り入れ方になります。

そうするだけで、栄養価をアップさせつつ、よりヘルシーな料理ができます。

 

みたけ食品工業では、小麦粉を使っていない、

米粉と大豆粉のパンケーキミックスなども販売しているので、

そちらを購入して試してみるのも良いかもしれません。

 

ホームベーカリーにも大豆粉が使える機種が登場し始めていて、

パナソニックの最新モデル「SD-BMS106」など3機種には、

大豆粉で作ったソイスコーンを調理する機能が搭載されています。

 

小麦粉100%で焼くスコーンに比べて、糖質は約60%オフ、食物繊維は約6倍になる、

というのだから驚きですよね。

 

一般的なスコーンとはまた一味違った、どっしりとした重さと

みっしりと詰まった食感が楽しめるそうです。

 

いま注目の大豆粉をいろんな料理に活かして、

よりヘルシーな食生活を工夫してみたいですよね。

 

 

ヘルシーなのに濃厚な「豆乳クリーム」

 

豆乳クリームは、大豆素材・食品の研究を長年手掛けてきた

不二製油(大阪府泉佐野市)が開発した新たな大豆食品です。

 

牛乳の遠心分離に似た独自の製法により、

加水した大豆を「豆乳クリーム」「低脂肪豆乳」「おから」の

3つに分離させることに世界で初めて成功したことで生まれました。

 

豆乳クリームは、いうなれば大豆でできた生クリームのようなものです。

 

豆乳クリームには大豆本来の自然な風味やうまみが凝縮されていて、

今までの豆腐にない濃厚なコクやとろみも楽しむことができるので、

大豆の深い味わいを知ってもらうには最適な食品とも言えるそうです。

 

人気アイスクリームチェーン「コールド・ストーン・クリーマリー」では、

この豆乳クリームを使ったメニューをすでに先月から販売開始しているので、

どんな味わいなのか、気軽に食べに行ってみることも出来そうですね。

 

カロリーは、生クリームを使用したアイスに比べて30%ほど減少し、

健康や美容に気遣う女性だけでなく、男性にも好評だそうです。

 

豆乳を使用したスイーツはもはや定番ですが、

豆乳クリームには豆乳のような独特の豆の匂いがなく、

フルーツなど他の食材の味をさらに引き立てて

全体の美味しさを引き上げてくれる特徴があるみたいです。

 

豆乳クリームは他の食材のうまみを高める効果があって、

特に和風だしとはとても相性がいいとのことですので、

スイーツなどに使われるだけではなく、

和食全体の可能性を広げてくれそうです。

 

大豆食品の進化が、和食の新たな歴史を切り拓く鍵になっていて、

いままさに新たな歴史の幕開けを見ているのかも、

と言ったら、さすがに大げさすぎますかね。

 

ともあれ、大豆がさらに美味しく、さらに便利に進化すれば、

さらにキレイで元気に毎日を過ごす助けになることは確かです。

 

大豆食品の進化に、これからも大いに期待したいですね。