ネガティブな人ほど、より美しくなれる秘訣


ネガティブな人ほど、より美しくなれる秘訣いつも明るく、前向きに、

楽しく生きることができればいいのですが、

現実にはどうしても落ち込んでしまったり、

後ろ向きな気持ちや弱気になるときがあるものですね。

 

しかし、そんなネガティブになりがちな人こそ、

より美しくなる機会に恵まれているとも言えるのです。

 

もちろん、世の中には常にポジティブで楽しく過ごし、

美しさにも文句のつけようのない人もいるのですが、

そのような人には特に「秘訣」は必要ありませんので、

ネガティブになりがちな人のみに向けて書かせていただきます。

 

 

ネガティブであるとは、どういうことか

 

ネガティブになっているときというのは、

疑問や迷いが生じることによって、

自信を持って前に踏み出せなくなっている状態です。

 

そして、なぜそのような疑問や迷いが生じるのかというと、

ネガティブになりがちな人は、

問題を発見する感覚が優れている場合が多いからなのです。

 

つまり、ネガティブな人ほど、

客観的に状況を分析して問題点を整理しているわけではなくても、

なにか引っかかるものを感じ取るアンテナが敏感なため、

繰り返し冷静に考え直してみようとする習慣を持ち、

現状に満足せず、さらに改善しようという意識の働く機会が多くなる、

というわけなのです。

 

もちろん、その分だけストレスを抱えてしまうことも増えかねないのですが、

ネガティブさと上手に付き合い、そのプラスの面を活かすことで、

より美しく、充実感を持って生きることができるようになるのです。

 

 

ネガティブさをプラスにする方法

 

とはいえ、そんな前向きに考えられる時点でネガティブじゃない、

という反論をしたくなる方も多いと思います。

 

たしかに、本当に落ち込んでいるときというのは、

考え方をプラスに切り替える余裕もなくなりますし、

ただただ気力が尽きてしまい、

問題に向き合う元気もなくなってしまうものです。

 

ですが、そのように落胆しているだけであっても、

目の前の物事から距離を取って過ごす時間というのは、

知らぬ間に人の感受性と洞察力を高めてくれるものなのです。

 

例えば、病気を患った人が、健康だったときよりも

喜びを感じながら充実感を持って生活できるようになるのと同じで、

何が正しい事なのかに迷いを感じ落ち込んだことのある人ほど、

より細やかに物事を考えることができるようになりますし、

周りの人の考えを理解し、感情を察する力が自然と磨かれてゆくものなのです。

 

美しさについても、外面のことだけでなく、言動や生活全体にわたって、

何が美しいと言えるのかについて、ネガティブな人ほど疑問を抱き、

繰り返し考える機会が増えていきますので、

美しさについて事細かなイメージを描くことができるようになり、

より美しくなろうという意識をはっきり持つことができるようになるのです。

 

 

ネガティブさとの付き合い方

 

ネガティブさと上手に付き合い、

プラスに活かそうという話をしたわけですが、

上手に付き合おうと殊更に言うからには、

上手でない付き合い方もあるわけです。

 

ネガティブさと付き合う際の注意点を一言にまとめると、

「刺激を求めないこと」です。

 

例えば、ご飯をヤケ食いしたり、お酒を飲みすぎたり、

騒いだりするといったように、強い刺激を求めることで、

ネガティブになっていることを打ち消そうとするのではなく、

静かに、しっかりとネガティブさと向き合いながら、

時間を過ごすことをおすすめします。

 

人は大きな悲しみに直面したり、

ネガティブな出来事に遭遇すると、

5段階の心の変化を経験すると言われています。

 

第1段階:拒否

「こんな事が起こるはずはない」と、現実を受け入れられない時期。

 

第2段階:怒り

「なぜ自分だけ」と、やり切れない気持ちから、他者を非難してしまう時期。

 

第3段階:交渉

「もっとこうしていれば」など、さまざまな仮定を繰り返し、

「なんとかして取り戻せるのではないか」と考え続けてしまう時期。

 

第4段階:落胆

希望を失った悲しみに加え、未来の夢、希望、計画を失い、嘆く時期。

 

第5段階:受容

あるがままを素直に受け入れ、今までとは異なる方向に生きていこうとする時期。

 

必ずこの5つの段階を、1つ1つスムーズに進んでいくということでもなく、

途中の段階で立ち止まってしまったり、前の段階に戻ってしまうこともありますが、

自分自身のネガティブさにしっかりと向き合う時間を過ごすことが大切なポイントです。

そしてそれが、なによりも大きな、ストレスからの解放につながります。

 

 

ネガティブになって、美しく生きよう

 

私が大好きな映画音楽に、

「Always Look On The Bright Side Of Life」という曲があります。

 

この曲は、1970年代にイギリスで活躍したコメディチーム

モンティパイソンが製作した映画「ライフ・オブ・ブライアン」

エンディングで歌われています。

 

非常にポジティブな題名ですけれど、

イエス・キリストに間違えられた平凡な男ブライアンが、

とうとう磔の刑にされてしまうという、

ネガティブになるどころではない災難の渦中でこの歌が出てきます。

 

そんな不条理な目に遭いながらも、

口笛を吹いて笑っていようと歌うこのシーンには、

ネガティブさとしっかり向き合うことで生み出される

偉大な朗らかさを感じさせられます。

 

「人間なんて、ゼロから生まれてゼロに戻るだけなんだから、

何か損することなんてあるかい?」

 

というセリフもあるのですが、

これもネガティブに考え続けたからこそ言える、

スケールの大きな救いの言葉ですよね。

 

この曲は、2012年のロンドンオリンピック閉会式でも歌われましたし、

NIKEのCMにも使用されたことがあるので、

耳にしたことがある方も多いと思いますが、

日本語吹き替え+字幕つきの動画があったので載せておきます。

 

 

この曲のように、ネガティブだからこそ生まれる朗らかさ、

優しさや思慮深さ、そして美しさがあるのだということを目の当たりにすると、

どのようなときも心強く励まされる思いがします。

 

とても難しいことではありますけれど、

ネガティブになってしまうことを恐れずに、

より美しく生きてゆくための糧にしていきたいものですね。